卵巣のう腫体験記 vol.7 ~手術当日(術前編)~

6:00 起床
入院中なので、当然ながら夜も早ければ朝も早い。
ベッドの上で体温と血圧を計ってもらう。
昨日から朝起きると喉が痛いのがちょっと気になる。

昨夜に引き続き、再度浣腸
看護士さんが替わると扱いが全然違う事に、内心動揺を隠せない。
時刻は失念。

7:00 点滴を打たれに別室へ。
「手術用の点滴の針は太いですよ~」と看護士さん。
(ぎゃぐわー★☆$%!!?)パン吉心の声。
注射も点滴もキライじゃー。(TдT)
点滴を自分で押して歩くと、途端に病人の気分に。

床頭台の上に、指示された準備物を用意する。足りないものはガーちゃんが来てから。
洗面の際に髪も結ぶ。

8:00 他の患者さんには朝ごはんが運ばれるけれど、当然ながら絶食中なので何もなし。
食べ物はともかく、ついうっかりお茶でも飲んでしまいそうでコワイ。

8:30 病室移動
どうやら今度の病室は、手術を控えた患者さんばかりの様子。
トイレも部屋を出てすぐ目の前。
さっきまで窓際だったベッドは、今度は扉入ってすぐ右になりました。

9:00 ガーちゃん到着
足りなかったバスタオルとパジャマを受け取り、バスタオルは床頭台の上に。
既に点滴中の為、パジャマは看護士さんに手伝ってもらって着替える。
手術の際に着脱しやすいように、点滴を刺している左腕はパジャマに通さず遠山の金さん状態。

ベッド廻りを(看護の邪魔にならないのを前提に)巣作りするのも忘れない。

点滴をして既に3度目だけれど、やっぱり気になってもう一度トイレへ。
狭いトイレに、上手く点滴と自分を収納出来るとヘンな達成感。(笑)

手術室へは、看護士さんとガーちゃんと一緒に歩いて向かう。
掛けてたメガネをガーちゃんに預けて、いよいよ手術室へ
ストレッチャーの上に、昨日名前を書いたバスタオルが敷かれてるのを発見。
なるほどココで使うのか。

ストレッチャーに自分で上がり、数人の看護婦さんに囲まれ、あれよあれよという間にタオルを掛けられパジャマを脱がされる。
そのままガラゴロと運ばれ、その間物珍しそうにキョロキョロするパン吉。
ドラマやドキュメンタリー番組で見たような光景を目の当たりにして、ちょびっとコーフン。(笑)

運ばれた先は、恐らく手術台だろうと思われる台。
もぞもぞとその台に移動し、麻酔を打つため体を屈めるよう指示を受ける。
言われたとおり海老のように丸くなりつつも「いっ痛いんですかっ!??」と声が上ずる。(苦笑)
痛いと正直に言われ、自分でもよく分かる位全身ガチガチ。
看護士さんに声を掛けられながら、深呼吸して一生懸命力を抜く。
実際に背中に刺された針はやっぱり痛かったけれど、想像の方が勝ってたので何とか耐える。
それより麻酔がない事の方が想像しただけで恐ろしい。

『麻酔ってあっと言う間に効くもんだと思ってたけれど、意外と意識があるもんだなー』
なんて考えてたら「深く息を吸ってー」と言われ、はたと呼吸が浅くなっていた事に気付く。

言われたとおり深く息を1回・・・2回・・・3か・・・・・・・・・・・・。

 

その後は意識がなかった。

 

2009.8.27のTwilog